所得税の不正還付が増えているらしい

こんにちは、須坂市の植木税理士事務所です。

国税庁が発表した「所得税還付申告に関する国税当局の対応について」によると、どうやら所得税の不正還付申告書が増えているらしい。

不正還付の代表的な方法としては、

① 偽りの扶養控除や医療費控除を計上

② 架空の源泉徴収票を作成して源泉徴収税額を捏造

③ 架空の事業所得決算書を作成して赤字を給与所得と相殺

など。

昔から、「個人の所得税申告書は膨大にあるのだから、そのすべてを税務職員がチェックしきれるはずがない。税額5万円以下は誤りや不正があっても指摘されない」とかいう都市伝説めいたことがいわれてますが、そんなことはありません。

確定申告の忙しい時期にどさくさにまぎれて申告して、仮に還付が実行されたとしても、その後の確定申告期間後に厳格な審査が行われ、誤りがあれば加算税付きで追徴されます。

しかも不正還付って国から金をだまし取る詐欺ですから、場合によっては詐欺罪で起訴されますね。

そんなのが増えてるとはやれやれです。

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