値上げの2022年の締めくくりとばかりに電気代がどーんと上がった件について

こんにちは、長野県須坂市の植木税理士事務所です。

今年は年初から物価上昇が続き、なにもかもが値上げ値上げの1年でした。

電気代もご多分に漏れず原油価格等の値上げのあおりを受けて上昇してきたわけですが、ここにきて、トドメの値上げとなっています。

電気代はどのくらい上がった?

12月の請求書を見て、「まあ去年より増えているけどそんなに上がってないかな?」と思っている方が結構いるかも知れませんが、実は全くそんなことはありません。

今年の12月は本当に暖かかったので電気の使用量は昨年よりも1〜2割減少しています。その一方で電気料金が増加しているのは電気の大幅な値上げが反映されているからにほかなりません。

実は、大手の電力会社においては11月から「燃料調整単価」の上限撤廃=大幅値上げを行っており、これがこの12月の電気料金から反映されています。

この燃料調整単価は、11月までは3カ月間は1kwあたり5.36円でしたが、これがなんと1kwあたり11.04円と倍以上になっているのです!

さらに来月には12.3円になると予告されており、電気使用量が増加する冬季においては家計に大ダメージです。

ちなみに1年前は△2.38円、2年前は△5.89円でした。

月間電気使用量300kwで燃料調整費以外の電力単価1kwあたり25円とすると、

  2年前:300kw×(25円-5.89円)=5,733円

  今年:300kw×(25円+11.04円)=10,812円

この2年で実際の電気代は約2倍になった(この12月以降そうなる)のがわかります。

《燃料調整費に関する中部電力のお知らせはこちら

政府による電気代の補助と相殺されるかたち

政府による電気代の補助が2月分から適用されます。

1kwあたり7円を電気料金から値引くとのことですので、ちょうどこの燃料調整費が11月から上昇した分を相殺するかたちになります。

ということは、この燃料調整費の上限撤廃後の急激な電力単価上昇の影響は緩和されるものの、このところの電気代の上昇分まで相殺されるほどではなく、政府の補助適用後も、電気代の家計への負担が軽くなったと実感することは全くもってなさそうです。

ただただこの12月からの電気代の急激な値上げが多くの国民に気づかれないままこっそりと浸透していくという。

政府と電力会社にだまされている感じです。

こうなったら蓄電池導入するしか?

世の中の流れ的にはもう電気は買うものではなく自給するものになるのかなと。

買う電気はどんどん割高になるだろうし、我が家も5年後くらいには蓄電池による完全ゼロ・エネルギーに移行しよう。

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