マイナポータル連携で所得税の還付申告を実践してみる

こんにちは、植木税務会計事務所です。
国税庁ホームぺージに確定申告書作成コーナーが開設されるなど、令和4年分の確定申告(還付)については、1月4日からできるようになってます。
確定申告については、パソコンで入力して印刷して郵送→パソコンとカードリーダライタを用意してe-Taxでオンライン提出→スマホひとつでオンライン提出、と年々効率化されてきたところですが、今後はマイナンバーカードを使った一層の効率化が期待されるとのこと。
具体的には、1年間分の医療費の情報を取得して医療費控除の明細書を自動作成したり、国民年金保険料の証明書情報を取得したりして確定申告書作成を効率的に進めることができるように。
医療費控除の明細書を作成するのは結構手間なのでこれは便利かも。

「自動化」とか「効率化」は大好物ですのですぐ飛びつきます。
早速、自分の確定申告で実践です。
5年目の更新を終えたばかりのマイナンバーカードとスマホを用意して、いざ、作成準備開始。
ところがですよ。
まず、そもそも医療費情報は毎年2月にならないと取得できない。そして、家族分の情報を取得するにはそれぞれのマイナンバーカードが必要だったり代理のための手続きがややこしかったりで☓。
結局うまく情報を取得できたとしても、自分と家族がかかった医療費すべて網羅しているかどうかの検証作業も必要だし、薬局や自由診療分の追加入力は必要だしで、よく考えたら手作業で入力するのとあまり手間変わらなくない?
ふるさと納税や保険料控除、株式売買などについても、マイナ対応していない相手先が多く、少なくとも私が取得しようとした情報はほとんど現時点では入手できませんでした。
ちょっと時期を変えてもう一回やってみますけど。全体としてやはり使いづらい印象かなと。
e-Taxやスマホ申告を初めてやってみた時にはその便利さに感動したものですが、マイナ連携もうまくいけばそんな感動を味わえるのかな。
マイナンバーカードの申請件数がおよそ8300万件に達し、運転免許の保有者数を超えたとのニュースもあり、将来的に確定申告もマイナ連携がメインストリームになっていくことは間違いないと思うので乗り遅れないようにはしたい。