医療費控除の面倒くさい集計作業がマイナンバーカードで不要になるという話

こんにちは、長野県須坂市の植木税務会計事務所です。
2月9日から、マイナポータルで令和4年分の医療費情報を入手できるようになってます。
我が家の昨年の医療費は全員分合わせても控除できるほどではなかったのですが、ものは試しとやってみました。
手順はとても簡単
まずはマイナポータルアプリをダウンロードして、マイナンバーカードを手元に用意します。
マイナカードでマイナポータルにログインしたら、メニューから「私の情報」→「医療費情報」と進み、令和4年分に期間を指定して、「データ取得」をポチッと。
これで、昨年1年間に自分がかかった病院や薬局と支払った医療費の一覧データが入手できます。
打ち出せば明細書としてそのまま使用できますし、データのまま使えば領収証の保存すら不要に。
さらに、これまたアプリ上で簡単にできる「代理人登録」をして、家族全員分のデータが入手できました。
わずか数分で完了。領収証を一枚一枚集計する手間に比べれば雲泥の差です。
感想
注意点としては、入手できるデータはあくまで保険診療分なので、自費診療分や市販の医薬品を購入した分についてはこれまでどおり領収証を集計作業する必要があるということ。
これまで集計作業の助けになっていた「医療費のお知らせ」については期間が通年ではなく使いづらかったところですが、これは本当に便利です。
ちなみに保険証との連携はしなくてもこの機能は使えます。
これから医療費控除の準備をする人にはぜひおすすめしたい。
自分の診療履歴などが国に管理された情報として表示されるのを目の当たりにするとかなり怖い感じがしますが。