「インフルエンサー」の女性9人が計3億円の申告漏れを国税から指摘されたとのNEWSを国税OB税理士が解説

こんにちは、長野県須坂市の植木税務会計事務所です。
インフルエンサーの女性9人が計3億円の申告漏れを東京国税局から指摘されたとのNEWSについて。
確定申告期限間近のこの時期にこのような報道が出たことは何を意味するのか?
答えは、国税からの「無申告は許しませんよ。厳しく取り締まりますのできちんと申告しましょうね。」というメッセージに他なりません。
昨年11月に国税庁が発表した令和3年度の所得税調査の状況(過去記事はこちら)の中でも、「無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確かつ厳格に対応していく必要があります。こうした無申告者に対しては、更なる資料情報の収集及び活用を図るなどして、積極的に調査を実施しています。」としています。
無申告については、消費税や富裕層、海外資産と並んで国税が最も力を入れている分野ですので、今後もますます厳しい調査が行われることは確実です。
国税の情報網は最強です。所得は確実に補足されていると思って間違いありません(過去記事はこちら)
これまで無申告のまま指摘されなかったとしても、最大7年間遡って更正されますので全く安心できませんし。(不正所得が膨らんだところで一気に処分するために泳がされているだけかも)
いつ税務署がくるかとビクビクした日々を過ごすことなく枕を高くして寝るためにも、一定の所得がある人は申告期限までにきちんと申告するようにしましょう。