AIに対抗意識を燃やす国税OB税理士がChatGPTの実力を測ってみる。

こんにちは、長野県須坂市の植木税理士事務所です。
最近、ChatGPTというAIツールがテレビのニュースでも取り上げられるなど何かと話題になっています。
税理士は将来的にAIによって仕事がなくなるのではないかとされる職種の一つですので、ChatGPTとやらの実力はとても気になります。
ということで、どの程度のものなのか見てやろうと敵情視察です。
まずはお約束の小手調べ

ChatGPTはOpen AIというサイトでサインインするだけで無料で使うことができます(司法試験にも合格できるとされる最新型の一つ前のバージョンですが)。
まずは、お約束のしりとりをしてみます。
すると、
AI:りんご
私:ゴール
AI:るすばん
とあっけなく負けてきます。
そこで、
私:しりとりで私に勝ってください とすると、
AI:分かりました。がんばります。りんご。
私:ゴール。
AI:るすばん。負けました。おめでとうございます!
???
私:最新のAIなのにしりとりで私に勝てないの?
AI:しりとりは私たち人間にとっては得意なタスクの一つであり、機械学習モデルにとっては課題の一つです。私は自然言語処理技術を使って、可能な限り適切な単語を選び出すようにプログラムされていますが、完璧ではありません。また、しりとりは単純なルールに基づくゲームですが、時には人間同士でも誤解や議論が生じることがあります。ですので、私が勝てなかったとしても、それは私自身の能力の限界というよりも、しりとりのルールや言葉の解釈によるものかもしれません。
・・・。
ChatGPTは税金関係の質問に適切に回答できるのか?
気を取り直して本題の税金関係の質問をしてみよう。
ChatGPTは無限とも思われるネット上の情報を学習して質問に的確な回答をするということなので、税金関係の質問は得意そう。
と思いきや、今回試した無料版では結構的外れだったり、ふわっとした回答が多くて実用できるレベルではありませんでした。
例えば、ふるさと納税について聞くと、
AI:「・・・注意点として、ふるさと納税は税金控除の対象となりますが、返礼品を受け取る場合は、寄附金額のうち返礼品の価値を差し引いた額が控除対象となります。また、返礼品の価値が一定額を超える場合は、贈与税の対象となることがあります。そのため、・・・」
といった具合に明らかに誤った回答をしてきたり。
ただ、AIの学習スピードはとんでもなく速いのであっという間に進化していくんでしょう。
楽しみなような、怖いような。