土地家屋の縦覧制度とは?

こんにちは、長野県須坂市の植木税理士事務所です。

今年も固定資産税の納税通知書が届きました。

「うちの固定資産税高すぎじゃない?」と思ってる方、固定資産税に関する「縦覧」という制度があるのをご存じでしょうか?

固定資産税の対象となる土地や家屋を所有している人は、毎年この時期限定ですが、自分の住んでいる地域に所在するすべての土地・家屋の価格などの情報が記載された「縦覧名簿」をみることができます。

他人の土地や家屋の価格を知ることができるのは、ものすごくプライバシー的に問題ありのような感じがしますが、これは、自分の土地・家屋の固定資産税評価額=自分が納税している固定資産税が適正であるか、他の土地・家屋と比較して判断するために法律で認められている制度なのです。

土地価格等縦覧帳簿には、土地の所在・地目・地積・価格が、家屋価格等縦覧帳簿には、家屋の所在・建築年・種類・構造・床面積・価格などが記載されています。

縦覧により自己の資産の固定資産価格があきらかにおかしいとなれば、自治体に不服申し立てを行うことも可能になります。

固定資産税については、市町村の担当者の評価ミスで何十年も払う必要のない税金を払わされていたといった事案もありました。

自身の払う固定資産税が高すぎと感じ、その金額が適正かどうかきちんと知りたいと思う場合にはこのような制度も利用して判断するのも良いかもしれません(無料です)。

縦覧期間は自治体によって異なりますが、4月初めから1か月間程度のところが多いようです。

ちなみに、「自己資産の評価の適正さを確認する」という縦覧の趣旨からはずれた、興味本位や業務目的での縦覧は認められませんので悪しからず。

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