税務署の職員が、約9か月間、勤務時間中にスマートフォンで計約3000回にわたり、FX取引を行っていたとして処分を受けたという報道

こんにちは、長野県須坂市の植木税理士事務所です。
東京国税局の税務署の職員が、約9か月間、勤務時間中にスマートフォンで計約3000回にわたり、FX取引を行っていたとして処分を受けたという報道がありました。
9カ月で3000回ということは、単純に1か月22日間勤務として、1日15回もの取引を行っていたということ。
上司や同僚の目もある中でどうやってこれだけの時間をつくれたのか。
この職員は、窓口や内部事務担当ではなく調査部門の調査官だったということでしょう。
調査官は、営業職のように署外に出ることが多く、かなり自分の裁量で業務を行うことがでます。
不良調査官がサボろうと思えばいくらでもサボれてしまうということ。
例えば、ある不良調査官が、上司から会社1件の調査を6日で処理せよと指令されれば、
1日目 準備調査(署内)
2日目 内外観調査(調査先の様子を確認するといって外出し、2時間で終了するも夕方帰署)
3日目 実地調査1日目
4日目 銀行調査(銀行調査に行くといって外出し、2時間で終了するも夕方帰署)
5日目 実地調査2日目(午前中で終了したが、夕方帰署)
6日目 決議処理
といった動きをすることで、かなりのサボり時間を捻出することが可能になるわけです。
さらに、成果を上げればまだしも、成果がまったくでなくても、一定の評価はされて、給与はちゃんともらえてしまうのだから、なんだかなあという感じです。