史上最高に暑い夏の中での日産サクラの使用感。

早いものでEVの日産サクラがわが家にやってきて1年がたちました。
EVの懸念材料の一つに、「夏や冬にエアコンを稼働させているとあっという間に電気を消費して走行可能距離が著しく減ってしまうのでは問題」があります。
冬については、過去記事「大寒波と雪のなかでの日産サクラの使用感。」のとおり、寒冷地でも問題なく乗り切れることが判明したのですが、夏はどうなのか?
寒冷地とはいえ今年の夏はとんでもなく暑かったので冷房使用結果を踏まえた結果レポです。
真夏の冷房問題について
長野県北部に位置する当地では、日中35度超の猛暑日になったとしても、その時間は短く湿度も低めのため、暑いと言っても他の地域と比べれば随分控えめです(最近の暑さの指標である暑さ指数は周辺に比べると極めて低く、夕方以降の気温の低下はよく知られているとおりです)。
ということで、例年の夏は朝夕の通勤時には窓を開けておけばエアコンはいらないので、「通勤メインの利用をしている我が家ではEVの冷房問題は心配無用」と思っていたのですが、今年はさすがにエアコンの出番多かった。
EVのエアコンですが、冷房能力は問題ないというかガソリン車よりも優秀です。しかしながら如何せん、消費電力がやばいです。
みるみる減っていくのを見るのが怖いくらい。
真冬の暖房の時に活躍したシートヒーターやステアリングヒーターのような優秀な補助アイテムがないので、十分に車内を冷やすためには相応の電力が消費されてしまいます。
運転中はエアコン非使用時の2倍電力を消費すると考えて走行可能距離を考えている感じ(実際はそこまで消費しないが怖いので念のため余裕をもって)。
まとめ
真夏のエアコン使用時の消費電力はかなりのものでしたが、多少、充電までの期間が短くなるくらいで通勤メインで使っている限り特に問題はありません。
ガソリン代の上昇もあり、真夏のエアコンで電費が多少悪化したくらいでは、ガソリン代との価格差はむしろ広がっています。
夏冬を経て、1年間の走行距離と使用電力からガソリン車(日産の軽自動車の公表燃費)とのランニングコストを計算してみましたが、我が家ではやはり5倍くらい違います。
EVへの期待としては走行性や静穏性が大きく、必ずしもランニングコストは至上命題ではないのですが、こうもガソリン代が上昇しているとやはりメリットとしては大きいなと感じます。
街中でサクラとすれ違うことも多くなってきた。 おわり