自分の得意分野(法人税)について

こんにちは、植木税務会計事務所の植木です。

税理士は税の専門家ですから様々な税法を扱います。その様々な税法の中でも私は(現在税理士登録申請中のため税理士ではありませんが)法人税法を得意分野としてアピールしています。

というのも、税務署での勤務時には、そのほとんどの期間を法人課税部門で過ごし、自分の「背番号」は法人税だったからです。

国税組織における「背番号」

国税専門官として国税局に採用されると、まずは基礎的な研修が数ヶ月行われ、国税組織の7月の異動期のタイミングに合わせて管内の税務署の法人、個人、資産、徴収のいずれかの部門に配属になります。

部門に配属されると、基本的にはその部門のスペシャリストとして経験を重ねて行くことになりますので、この最初に配属された部門が「背番号」となるのです。

総務課等に配属された場合に、「あなたの背番号は?」と聞かれて、「法人です。」といった感じです。

法人課税部門での仕事内容

法人課税部門は、税務署の規模にもよりますが、内部部門である第1部門、源泉所得税担当の第2部門、特別調査(トクチョウ)担当の第3部門と一般調査担当の第4部門以下で構成されています。その他に国際専門官や大規模法人を担当する特別国税調査官(トッカン)がある署もあります。

私は一般調査担当がメインでした。

会社に調査で臨場すれば、相手はほとんど自分より年配の(しかも強面の)社長さんや税理士先生なわけで、その人達とやり合うために唯一の武器である税法での理論武装は必須でした。

税法は毎年改正があるし、裁判の判例等の勉強もしなければいけないので大変でしたが、そのおかげで一番の得意分野は法人税と調査対応と胸を張って言えます。

編集後記

税務署では、職員のお盆休みが終わればいよいよ調査の最盛期でしょうか。私が最後の統括官の時に指導した新人職員は2年目になって一人で社長や税理士と渡り合えるようになっているかな?

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